ユーザー車検

ユーザー車検で車検費用を安く抑えよう!

メリット・デメリットも解説

車検の費用を少しでも抑えたいという方から注目を集めているのがユーザー車検です。ユーザー車検とは、ディーラーや車検代行業者を通すことなく、自分で点検や整備を行い、直接運輸支局に持ち込むという方法です。今回は、そんなユーザー車検のメリット・デメリットや、準備すべきことについてご紹介します。

1. ユーザー車検について知りたい!

ここでは、ユーザー車検とは一体どういったものなのか、さらにメリットやデメリットについて詳しくご紹介します。

1-1. ユーザー車検とは?

車検は、車を購入したディーラーや整備工場、カー用品店で依頼して行うのが一般的です。しかし、ユーザ車検を行えば、自分で予約を行い、全国にある運輸支局にて車検を受けることができます。手間や時間がかかるのはもちろん、整備や点検に関する知識が必要になるため、決して簡単な方法ではありません。しかし、最近ではインターネットで簡単にノウハウを入手できることから、ユーザー車検にチャレンジする方が少しずつ増えてきています。

1-2. どれくらいの費用がかかるの?

外部に車検を依頼するのに比べると、ユーザー車検では大幅に費用を抑えることが可能です。具体的なユーザー車検にかかる費用の内訳としては、車の所有者に加入が義務付けられている自賠責保険、車の重量に応じて支払う必要がある自動車重量税、登録や検査の手数料である印紙代があげられます。これらの費用は法定費用と呼ばれており、どこで車検を受けたとしても、全て同じ料金になっています。

1-3. ユーザー車検のメリット

ユーザー車検のメリットとしては、やはり費用を抑えられる点が一番にあげられます。業者やディーラーに依頼した場合には、車検代行費用や整備費などがかかるため、1万円から数万円以上高くなってしまいます。 また、車についての知識がつき、日頃から車の状態を自身で確認できるようになるというのも、ユーザー車検の魅力といえるでしょう。最初のうちは、勉強したり調べたりすることが多く手間がかかりますが、回数を重ねるうちによりスムーズに車検を行えるようになるはずです。

1-4. ユーザー車検のデメリット

ユーザー車検のデメリットとしては、ある程度時間に融通の効く方でないと難しいという点があげられます。なぜなら、車検を受けられる時間帯というのが、平日の昼間に限られているからです。平日に休みが取れない仕事に就いている方にとっては、ハードルが高いと言わざるをえません。 また、ディーラーや車検代行業者であれば、車検の間には代車を借りられることが多いのですが、ユーザー車検では代車を自分で手配する必要があります。整備を行う期間、車に乗れなくて困るという場合には、自身でレンタカーなどを手配するようにしましょう。

2. ユーザー車検の準備

ここでは、ユーザー車検を受けるにあたって準備すべきことについてご紹介します。

2-1. 検査項目をチェックする

車検を受けるためには、まずどんな検査コースでどのような項目が検査されるのかをチェックする必要があります。検査の流れや注意点、引っかかりやすいポイントなどを確認しておきましょう。検査項目を踏まえた上で、車の状態についても確認や検査を行うようにしてください。

2-2. 書類を準備する

ユーザー車検では、必要書類も全て自分で用意する必要があります。自動車検査証や自動車損害賠償責任保険証明書はもちろん、自動車納税証明書などを準備しておきましょう。また、車を使用している人の認印も忘れずに持参するようにしてください。

2-3. ユーザー車検の予約

ユーザー車検を受けるためには、自動車検査インターネット予約システムから予約を取る必要があります。軽自動車の場合には、軽自動車検査予約システムからの予約となるため、注意が必要です。とくに、年度末などは予約が集中しやすく、希望の日時がとれない場合もあるため、早めに予約を行うようにしましょう。

3. 予備検査場で事前にチェック

運輸支局の周辺には、車検で行われるのと同じ検査を車検前に行ってくれる民間の検査場があります。これらは、予備検査場とも言われていて、利用料金は3500円から1500円程度です。 地域によっては、運輸支局の近辺に予備検査場がないケースや、個人の方は受け付けていないというところもあります。事前に自分が車検を受ける運輸支局の近くに予備検査場があるか確認しておきましょう。万が一、予備検査で不具合が見つかった場合には、修理をして別日に車検を受けるか、そのまま運輸支局で車検を受けるかを選ぶことができます。不具合の内容について予備検査場のスタッフと相談した上で、適切な方法を選ぶようにしましょう。

4. まとめ

今回は、ユーザー車検のメリットやデメリットについて、さらに事前の準備について詳しくご紹介しました。ユーザー車検は手間と時間がかかるというデメリットがあるものの、費用を大幅に節約できるというメリットもあります。自分で整備やチェックを行い、万全の状態で車検に挑みましょう。

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